更新日:2019年01月29日

読み仮名 | きゅうりんじいどかんそくじょがんしてんちょうぎしつ |
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指定種別 | 国登録 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 2017年 10月 27日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 奥州市水沢区星ガ丘町 |
所有者 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
眼視天頂儀室は、明治32年に建設された観測施設である。
眼視天頂儀1号機(ドイツワンシャフ社製)を用いた国際観測網の一環として、緯度観測がこの眼視天頂儀室で行われた。観測の終了後も、その歴史的重要性から敷地内に保存されて現在に至っている。なお、観測から3年後の明治35年、木村榮所長はこれまで二つの項で説明されていた緯度変化が、第三の項を加えることによりうまく説明できることを発見し、この項はZ項と名付けられ、国際的に高い評価を得た。
構造は鉄骨造平屋建、形式は切妻造鉄板葺で、観測のため屋根がレール上を移動して上部開放となる仕組みである。
外気は空気循環を意図した鉄製鎧板である。内部中央には天頂儀を設置するための石造の台が置かれる。
国際緯度観測事業のために設置された、希少な施設である。
画像
