街道は簗川(やながわ)の近くで国道106号線と併走、砂留(さだまり)の市道との交差点に「右ハみやこしんみち 左ハみやこみち」と刻まれた道標(弘化2・1845年)があります。簗川沿いに進む国道106号線のコースは、文政6(1823)年以降五戸の豪商藤田武兵衛が整備した新道、左折し山道を上って行くコースが本来の宮古街道です。そこに南北一対のほぼ完全な形で現存し、市指定文化財になっている高畑(たかばたけ)の一里塚があります。