旧道の面影を残す蟇目(ひきめ)を過ぎ山の中腹を通って花原市(けばらいち)の華厳院参道に至ります。華厳院は文化4(1807)年エトロフ島事件でロシアに捕虜となった大村治五平(おおむらじごへい)幽居の寺で、ここで『私残記(しざんき)』を記しています。