名称 八幡宮加勢蘇民祭(はちまんぐうかせそみんさい)
開催場所 奥州市水沢区
鎮守府八幡宮
開催期間 旧正月1月8日
問い合わせ先 鎮守府八幡宮
tel:0197-24-6791
リンク 鎮守府八幡宮

祭りの概要

午前10時~午前12時 拝殿(争奪戦はありません。)
内容:10時に法螺貝が吹かれる。拝殿への集合案内。神主により祝詞が奉され、受付をした人の氏名と家族数が奉読される。「八幡の斎垣の内に弓張りて向ふ矢先に悪魔来たらず」と声高らかに奉上され、終わると同時に剣と矢は南の空に向けて突き出され、氏子・参詣者は「ヤーッ」と声を張り上げ、かつ強く足踏みをしながら、激しく手をたたく。このことを2度行う。

祭りの起源・由来

嘉祥三年(850)鎮守府に来た慈覚大師は、管内が疫を患い、民庶死に尽くすといわれるほどの病災に悩んでいることを知り、八幡宮心経会に、大師所持の疫病除けの護符(「そみんぼう」又は「カラス」という)を捧げ、庶民の苦患を八幡大神に祈った。この「そみんぼう」の由来は、「大師が嘗って、大病を患いしとき、それを喰うとその密味の如く甘味であった。是は三十三天不死の妙薬なり」と、飲むこと三度。十日ほどして身健に、眼明らかに、心にわだかまるものなく、病看を絶つことを得た。このマクワ瓜の形に葉と花をそえて薬神の像として版刻し、正月七日夜おこもりして白紙に押し、八日早暁に国家安穏、悪魔退散、諸病消除の祈祷をして氏子の戸口に貼る。この門には疫病、災害が入らないという。のちにこの薬神を牛頭天王とし、スサノオノカミとし、蘇民将来の故事によって「そみんぼう」というようになった。現在行われている「蘇民祭」はこれである。

交通アクセス

・JR東日本東北本線水沢駅から車で約10分
・JR東日本東北本線金ヶ崎駅から車で約5分
・JR東日本東北新幹線水沢江刺駅から車で約15分
・東北自動車道水沢インターから車で約5分

参加希望者

旧正月1月8日午前9時より社務所で氏子、参詣者の受付を開始。氏子、参詣者はお米一升とお金、またはお酒一升などを「お祝い、ご神前」として奉納し、世帯主名と家族数を告げる。祭事終了後、氏子、参詣者は「カラスのお札、八幡宮宝印」をいただく。※争奪戦はありません。