北上川の源流は七時雨山麓(ななしぐれさんろく)説、丹藤川(たんどうがわ)説、西岳山麓説など諸説ありますが、国土交通省の一級河川指定では、岩手町の御堂観音境内(みどうかんのんけいだい)の湧水を源流としています。

概要

御堂観音(みどうかんのん)は天喜(てんき)5年(1027年)、前九年の役(ぜんくねんのえき)で安倍(あべ)一族と戦った源義家(みなもとのよしいえ)がこの地に立ち寄った際、ここに清水が湧き出て炎天下に苦しむ兵馬を救ったことに感謝して観音堂をまつったことに由来すると伝えられています。
 境内の「弓弭(ゆはず)の泉」は北上川の源流で、この地を発した流れが約243キロ、流域面積1万2,550平方キロを潤し、宮城県石巻湾に注ぐ東北一の大河となります。

場所

岩手町・御堂観音境内

聞こえる日

毎日

アクセス

IGR御堂駅から車で約10分
東北自動車道滝沢ICから約40分

問い合わせ先

岩手町企画商工課 商工観光係
tel.0195-62-2111内線373