本名 | 田鎖鋼紀 |
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生没年 | 1854-1938 |
職業 | 日本速記術創始者 |
出身地 | 盛岡市 |
記念館 | 盛岡市先人記念館 |
解説
明治2(1869)年上京して大学南校(東京大学の前身)に学ぶ。米国人ロバート・カーライルの協力を得て日本速記方式を考案。明治15(1882)年時事新報に「日本傍聴筆記法」を発表、実用化に努めた。明治23(1890)年第一回帝国議会に採用され、以来議事録を作成。一方マスコミ界の速報化に一大転機をもたらす。明治27(1894)年藍綬褒賞、明治29(1896)年終身年金(第一号・300円=当時)下賜。電筆将軍(伊藤博文命名)の称号、自作戒名「日本文字始而造候居士」がある。筆者『邦語速記術』・『大日本早書学』ほか。
写真提供:盛岡市先人記念館