本名 | 那珂通世 |
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生没年 | 1851-1908 |
職業 | 東洋史学先覚者 |
出身地 | 盛岡市 |
記念館 | 盛岡市先人記念館 |
解説
14歳のとき師の那珂悟楼の養子となる。慶応義塾を卒業後、千葉師範校長・東京女子師範校長となり、草創期の女子師範教育に卓見を示した。のちに旧制一高教授から東京高等師範教授となり、この間に東大・早稲田大の講師を兼任、日本の東洋史学研究の土台造りに貢献、「東洋史」の名称は彼の提唱によったものである。著書『支那通史』は日本最初の中国史概説書で古典的文献、『元朝秘史』の訳注本『成吉思汗実録』は蒙古史研究の原典として東洋史学界不朽の名著。また日本の紀年問題を究明した『上世年紀考』も古典的論考である。
写真提供:盛岡市先人記念館