更新日:2019年05月15日


主な生産地
盛岡市
概要
型彫りから染色、仕上げまでの一貫工程を当工房で行っています。特に正藍染めは、木炭を燃やした時にできる樹液の溜まりを用いる本建技法を守り、大切に染められます。製品は年月を掛けて永くご愛用いただくことにより、味わい深い色になります。型彫りも型染めの重要な技法の一つとされ、そこから生まれる伝統的な模様は130種類にも及びます。そのすべての模様に優雅さ、力強さ、格調の高さが見られます。このような独特の模様を活かす着物や帯は、伝統的な日本の衣装としてぜひ着ていただきたい品です。素材は絹、麻、木綿を使用しています。
歴史・沿革
寛永(1624~1643)のころ、盛岡藩主が京都から蛭子屋三衛門(小野家)を御用染師として招き、南部藩の家紋である「向鶴」をはじめ小菊、ボタン、千羽千鳥などの型紙を使い、藍を染料として、気品の高い袴、小袖、裃などのを染めさせていた。御用染師であったことから当時の家伝の型を再現し、植物染料を用いて染める型染の技法を脈々と継承し、現代生活に再現して実用化し愛される作品作りに努めている。藩政時代と現代を区別する意味で「南部古代型染」と名付けて生産している。
主な商品
主な商品(2018年現在(税抜))
- 南部古代型染着尺:200,000円~350,000円
- 帯地:100,000円~200,000円
- テーブルセンター:2,100円~
- バック:20,000円~
- 手提袋: 3,000円~
製造工程
糊抜き→生地精錬→水洗い→乾燥→原型→原型の復元→型彫り→糊置き→染色→差し色→水洗い→仕上げ→縫製
問合せ先
有限会社小野染彩所
〒020-0063
岩手県盛岡市材木町10-16
TEL 019-652-4116 FAX019-652-4105