読み仮名 どうさんそんかけぼとけ
指定種別 県指定
種別 工芸品
指定年月日 1980年 3月 4日
指定詳細
数量 1面
所在地 奥州市江刺岩谷堂字小名丸(えさし郷土文化館)
所有者
保持団体
管理団体
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概要

径24.2cm。
大きくて丸い銅の薄板に、千手観音像(中尊)、毘沙門天像(向かって右)、不動明王(向かって左)の三尊を太く、力強く線刻する。
観音は蓮華座上に坐し、左右の両尊は岩上に立つ。
覆輪は頭部のわずかを残し、他は欠失する。
釣鐶の座金は、向かって右の方だけ残る。
銅板は全体にひずみを生じている。
鎌倉時代の作である。
素朴な地方作ではあるが、この時代の特色を示した佳作である。
天台宗系の懸仏であって、類例の残っているのはまれである。