更新日:2025年08月22日
                            

| 読み仮名 | みょうござわこがわらしゅつどち | 
|---|---|
| 指定種別 | 県指定 | 
| 種別 | 史跡 | 
| 指定年月日 | 昭和38年12月24日 | 
| 数量 | |
| 所在地 | 奥州市前沢古城字明後沢 | 
| 所有者 | 個人 | 
| 管理団体 | 
概要
胆沢扇状地の扇端部、松ノ木沢川と明後沢川にはさまれた台地上に位置している。
 この遺跡は古瓦がおびただしく出土するので人々の注目するところとなっていた。
 昭和34年(1959)と39年に発掘調査が行われ、東西7間・南北4間の建物跡、この建物と同時代のしがらみ垣列跡、一時期古い時代の竪穴住居跡、土師・須恵窯跡が発見された。
 出土遺物は、重弁蓮華文鐙瓦・素弁蓮華文鐙瓦・蓮珠文字瓦・無文字瓦・鬼瓦・平瓦・丸瓦・土師器、須恵器などである。
 遺物のうち瓦は、延暦21年(802)から造営のはじまった胆沢城にも使用されており、瀬谷子瓦窯(奥州市江刺)からも出土していることが確認されており、本県古代の遺跡として重要である。