更新日:2025年08月22日
                            

| 読み仮名 | せきやどうくつじゅうきょあと | 
|---|---|
| 指定種別 | 県指定 | 
| 種別 | 史跡 | 
| 指定年月日 | 昭和32年7月19日 | 
| 数量 | |
| 所在地 | 大船渡市日頃市町字関谷 | 
| 所有者 | 個人 | 
| 管理団体 | 
概要
洞窟は日頃市町字関谷にあり、付近に盛川の支流鷹生川が流れている。
 この付近は石灰岩の層で、最も古いのは3億数千万年前のシルル紀の堆積物である。
 昭和36年(1961)の調査では、奥行は93mまで測量されたがそれ以上は不明である。
 層位は9層まで確認され、土器は縄文早期の貝殻文尖底土器から弥生式土器、土師器にいたる時期のものが断続的に出土している。
 貝類はオオノガイ・ハマグリ・アサリ・マガキ・イガイ・ホタテガイ・アワビなど、獣骨類はシカ・イノシシ・クマ・キツネ・テンが出土している。
 縄文晩期の層からは人骨が攪乱された状態で発見された。
 県内における洞窟住居跡として代表的で、学術的に貴重である。