更新日:2025年08月22日
                            

| 読み仮名 | くりばやしぜにざあと | 
|---|---|
| 指定種別 | 県指定 | 
| 種別 | 史跡 | 
| 指定年月日 | 昭和62年3月6日 | 
| 数量 | |
| 所在地 | 釜石市栗林 | 
| 所有者 | 個人 外 | 
| 管理団体 | 
概要
栗林銭座は慶応3年(1867)5月稗貫郡大迫通外川目銭座(現花巻市大迫町)の分座として盛岡藩から公認された銭座で、明治2年初までは相当規模の経営が行われていた。
 しかし、同年12月の鋳銭禁止によって衰退し、以後は鍋、釜、農工具等の生産に切替えて経営も縮小され、明治20年の釜石製鉄所の操業開始に伴い閉鎖された。
 昭和34年に行われた発掘調査では「栗林鉄山図慶応4年開坑」の絵図面のとおりの高炉とその水車場跡等の遺構が確認された。
 盛岡藩に12か所あった銭座の中で、栗林銭座は当時の絵図面と共に当時の遺構が残っている貴重な遺跡である。