文化財情報 詳細
紙本墨書中尊寺建立供養願文
しほんぼくしょちゅうそんじこんりゅうくようがんもん
国指定・重要文化財
書跡
1915年 3月 26日
1巻
平泉町平泉字衣関
大長寿院
中尊寺
平泉の文化遺産
附 同願文1巻。
嘉暦四年八月廿五日藤原輔方の奥書アリ。
天治3年(1126)、清衡が中尊寺落成の大供養を営んだときの願文の写本である。
正本は、すでに失われ、今に伝わっていない。
清衡の依頼で、京都の著名な文学者であった藤原敦光卿の文書を、能書家であった冷泉朝隆が浄書されたものである。
現在残されている2通は、1巻は、嘉暦4年(1329)8月25日、藤原輔方が写したものであり、他の1巻は、当時鎮守府大将軍であった北畠顕家が写したものである。
この願文は、中尊寺建立の趣旨、その規模や構造、さらに奥羽全体の様子を明確に表したもので、他に例を見ない。
単に平泉文化の資料としてだけでなく、わが国歴史の上からも貴重な資料である。