| 毘沙門堂 |
| びしゃもんどう |
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| 毘沙門堂は坂上田村麻呂の建立、あるいは慈覚大師草創と伝えるが、その創建・沿革については詳らかではない。 近年まで堂内に祀られていた兜跋毘沙門天像(重文)は10世紀の作とされる木造の巨像であり、古くからこの地域の重要な信仰施設として成立していた。 毘沙門堂は、延宝元年(1673)に修理が行われたことが記録にみえるが、造営年代を示す史料はない。 しかし、各部の仕上げや様式手法などにより室町時代後期に建立されたものと認めることができる。 方三間、宝形造、鉄板葺(もと茅葺)のやや大型の三間堂で、四周に切目縁を廻し、正面に向拝一間を付ける。 毘沙門堂は柱が太く、木鼻や蓑束の形もおおらかで堂々とした作りである。 岩手県下では中世に遡る数少ない遺構であり、価値が高い。 |