読み仮名 えんねん(こじつしきさんばん)しょようめん いち、おきな いち、わかじょ いち、ろうじょ
指定種別 国指定・重要文化財
種別 彫刻
指定年月日 1962年 6月 21日 (2020年 9月 30日 追加指定)
指定詳細
数量 翁 2面  若女 1面  老女 1面
所在地 平泉町平泉字衣関
所有者 中尊寺
保持団体
管理団体
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概要

奉施入白山観現御宝□、正応4年3月□日の銘がある。
中尊寺伝来の古楽面の一つで、銘文でわかるように、正応4年(1291)の作である。
年記のある能面中、現存する最古のものである。
桂材を用い、裏の粗豪なくり方や彫り口には、いかにも古面らしい、荒々しい力強さがあり、まなじりをあげて笑う面相には、みずみずしい生気があり、初期能面の一典型を示す作例として、極めて貴重である。
この面は、後に、女面に転用されたものと思われ、構成の「若女」の銘が刻まれている。

2020年9月30日に翁2面及び老女1面が追加指定される。