| 早池峰山のアカエゾマツ自生南限地 |
| はやちねさんのあかえぞまつじせいなんげんち |
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| アカエゾマツは、寒冷な気候区に植生している亜寒帯針葉樹である。 気候が現在より寒冷であった第三紀から第四紀洪積世の頃は、本州にもアカエゾマツが生えていたが、氷河期が終わって次第に暖かくなると、寒冷な気候を好む植物は次々に滅亡し、化石としてその名残りを留めるにすぎなかった。 ところが、昭和35年(1960)、早池峰山の北側中腹、石合沢の海抜1000〜1100m付近で、コメツガ・キタゴヨウの林に混じってアカエゾマツの自生しているのが発見された。 石合沢で発見されたアカエゾマツは、100株程度と推定され、範囲はおよそ2haとみられる。 林床には天然下種による幼苗も散見する。 アカエゾマツ自生地は、本州唯一で南限分布地というばかりでなく、絶滅したと思われていたアカエゾマツの遺存種という意味も含めて学術上貴重な存在である。 |
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