| 日出島クロコシジロウミツバメ繁殖地 |
| ひでしまくろこしじろうみつばめはんしょくち |
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| 日出島は、日出島地区から東方約600mの海上に浮かぶ小島である。 周囲約1.8km、最高部は約50m、頂上部は平坦になっている。 地質的には中生代白亜紀層の砂岩・礫岩が堆積し、断崖面に美しい縞模様が見られる。 島はアカマツを交えた広葉樹林で被われ、林下にはササ類、草木類が密生している。 クロコシジロウミツバメは、これらの樹木の根元や下草が繁った所に深さ約1m近い巣穴を作ってある。 この鳥は、ウミツバメ科に属し、体は暗色で、尾羽のつけ根が白いのでクロコシジロの名で呼ばれる。 早朝未明に島を飛び立ち、洋上で餌を求め、日没後に島に戻る。 毎年、5月ころ島に飛来し、産卵・育雛ののち、10月頃島を去る。 日出島でのクロコシジロウミツバメの総数は、巣穴の分布状態から約1万羽と推定されている。 クロコシジロウミツバメの繁殖地として知られているのは、アフリカ西部沿岸のマディラ諸島・アゾレス諸島などのほか、ハワイ諸島・ガラパゴス諸島と全くかけはなれている地域である。 この鳥が日出島で繁殖していることは、繁殖地の分布からみてきわめて貴重なことである。 |