文化財情報  詳細
館石野I遺跡
指定種別 県指定
種別 史跡
指定年月日 1997年 5月 2日
数量
所在地 田野畑村鳥越
所有者 佐々木仙哉外
保持団体
管理団体
概要
館石野I遺跡は、立石を伴う配石遺構を中心とした縄文時代の集落跡である。
同遺跡は、1987年から1993年まで7次にわたり田野畑村の協力を得て早稲田大学考古学研究室が発掘調査を行った。

 発掘調査の結果、長さ約40メートルに及ぶ1号列石の他、竪穴住居群が検出されている。
列石は、板状或いは柱状の巨石(2号組石で高さ1.1m、3号組石で高さ1.2m)で、その周囲に海岸の石を祭壇状に並べた組石がみられ、それぞれの立石は主に楕円形の石で連結されている。
特に、2号組石の下から墓壙と推定される土壙が検出されている。
また、長さ7.5mの比較的小規模な2号列石も調査されている。
さらに、表面観察とボーリング調査の結果、1号列石のさらに東方40m先まで配石遺構が続く可能性が高い。
 これらの配石遺構を含めた集落は、縄文時代中期末から後期前半の時期のものである。

 配石遺構は東日本に多く見られ、特に、大規模な遺構は東北地方から北海道に多く見られる。
配石遺構は、集石遺構、立石遺構、環状列石等各種の遺構が見られるが、いずれも縄文時代の墓制ないし祭祀を知る上で貴重な縄文時代を代表する記念物である。

 館石野I遺跡にみられる配石遺構は、大規模であり、直線上に延びる列石遺構は類例もなく貴重である。

(第5 史跡名勝天然記念物指定基準 1)
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