文化財情報  詳細
栗木鉄山跡
指定種別 県指定
種別 史跡
指定年月日 1999年 5月 7日
数量
所在地 住田町世田米字子飼沢
所有者 住田町
保持団体
管理団体
ホームページ いわての文化情報大事典(いわての鉱山史:栗木鉄山)
概要
栗木鉄山跡は、奥州市水沢区、奥州市江刺区から住田町に抜ける国道397号線に接する大股川の左岸に位置し、明治14年(1881)に第一高炉建設以来、大正9年(1920)に第1次世界大戦後の鉄鋼不況の影響を受け、閉山に追い込まれるまで続いた民営の製鉄所跡である。
当時、民営の製鉄所としては、一時全国第3位の生産高を誇っていたとされる。

 往時は、高炉、鋳物工場と関連施設のほか、事務所、郵便局、分校などが立ち並んでいたとされ、地表面の観察によって当時の諸施設の痕跡がほぼ700メートルにわたって確認できる。
また、平成5年から平成10年にかけて計4回の発掘調査によって、第一高炉、第二高炉が確認されている。

 栗木鉄山の高炉は、幕末期以降の洋式高炉の系統に属し、日本における製鉄技術史上極めて重要なものである。
また、鉄山跡全体も明治、大正期の原料立地の山地型小高炉製鉄所跡としては日本で唯一現存するものである。

 栗木鉄山跡は、第一高炉、第二高炉という時期の異にする高炉とその関連施設、製鉄に基盤を置く小集落の遺構がそっくり保存されている。
これらは、近代の産業技術の発展、展開を知る上で極めて貴重な遺跡であり、近代の産業史上第一級の遺跡といえる。

(第5 史跡名勝天然記念物指定基準 1)
画像