| 鞍迫観音堂 |
| くらはさまかんのんどう |
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| 正面(間口)8.181m。 側面(奥行)8.195m。 木造。 方三間、床敷。 屋根宝形造、鉄板葺(もと茅葺)。 四方に高欄なしの切目縁を巡らす。 円柱に舟肘木。 軒は一軒、半垂木。 向拝、高欄はない。 中央の桟唐戸以外ほとんど全面が板壁となる閉鎖的構造で、素朴、古式雄勁な三間堂である。 寛文10年(1670)の再建であり、再建期の棟札から建築年代、工匠名なども明らかである。 茅葺屋根から鉄板葺屋根に、中央正面の桟唐戸が軸吊から肘金物吊に変化している以外、再建当初のままで保存状態はすこぶる良好である。 円柱が、床下からすでに円柱に仕上げられて立ち上がっているのは、近世堂としては珍しく古式である。 母屋部は円柱2本のみで、中央奥の間に仏壇を構え内陣を造る手法は、近世初期の方三間堂の特徴で、鞍迫観音堂はその典型的形状を示す好例である。 近世初期を代表する密教形三間堂で、本県における仏道建築史上、文化的価値の高い遺構である。 |