読み仮名 とのみのさくあと
指定種別 国指定
種別 史跡
指定年月日 2013年 10月 17日
指定詳細
数量
所在地 金ケ崎町
所有者
保持団体
管理団体
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概要

鳥海柵跡は、北上川と胆沢川の合流点から西北西約2.5キロメートルの地点に位置する金ケ崎段丘南東端付近に築かれた安倍氏の柵跡と考えられる遺跡である。また、遺跡の南東、北上川を挟んで約2キロメートルの地点には、胆沢城が所在する。
 安倍氏の勃興期から全盛期にかけての状況をよく伝えているのみならず、律令国家による支配から自立し、平泉で結実する奥州平泉文化の起源を知る上で重要である。また、史跡大鳥井山遺跡や史跡柳之御所遺跡などとともに、東北で成立、発展した居館のあり方や都市計画の展開を知る上でも重要である。