主な生産地

盛岡市、奥州市

概要

 岩谷堂箪笥は桐や欅を主な材料とし、美しい木目、重厚な漆塗、華麗で豪快な手彫り金具が特徴です。漆と金具の光沢は、年月が経つにつれてより深い輝きを放ち、昔ながらの和空間はもちろん、現代様式の室内でもその存在を強烈にアピールします。箪笥の素材と職人の技を活かし「和モダン」をコンセプトに作られた「岩谷堂くらしな」シリーズは、贈答品や記念品として人気です。

歴史・沿革

 18世紀後半に当時の岩谷堂城主、岩城村将が米だけに頼る経済からの脱却を図り、木工品の商品化を研究したのが始まりと伝えられます。昭和40年代初め、東京のデパートでの展示会を契機に首都圏での需要を開拓し、平成9年に最高の販売額を記録しました。昭和57年3月に国の伝統的工芸品の指定を受け、技術の継承と後継者の育成に取り組んでいます。

使用方法

 直射日光やストーブを避け、風通しの良いところに置いてください。お手入れの際には乾いた布で磨き、化学雑巾は使用しないでください。

主な商品

整理タンス、衣裳タンス、立長タンス、横長タンス、階段タンス、車タンス、キャビネット、チェスト、サイドボード、食器棚、飾棚、仏壇、TVボード等

製造工程

木取り→木地加工→組立→漆塗装→金具取付→総仕上げ

問合せ先

岩谷堂箪笥生産協同組合

〒023‐1131

岩手県奥州市江刺区愛宕字海老島68‐1

TEL0197‐35‐0275