御所湖(盛岡市)

 盛岡市の奥座敷・つなぎ温泉の高台から眺めると遠くに岩手山、そしてすぐ目の前には御所湖が広がります。
 湖面にうつる四季それぞれの自然が織りなす景観はさながら油絵のよう。県の漕艇場もありボート、ウィンドサーフィンなどのウォータースポーツのメッカとなっています。湖畔にはプールや乗り物広場、野球場などもあり広くスポーツが楽しめるエリアです。

岩洞湖(盛岡市)

 岩洞ダムによってできた人造ダム湖。ダムは堤高40メ−トル、堤長351メートル。標高は約800メートルにあり、2つの発電所を経て、一気に北上川を跨ぎ、岩手山西部の開拓地に水を送り出しています。岩洞湖は「外山・早坂高原県立自然公園」に含まれており、美しいシラカバ林に囲まれた日本でも最も美しい人造湖とも言われている。
 広さは日光の中禅寺湖、湖岸線の延長は青森・秋田県境の十和田湖にも匹敵するほどです。春には近くで渓流釣りや山菜採りが行われ、夏はミズバショウ、シラカバ、スズラン、レンゲツツジの群生の見事さ、そして夜空の星達の美しい天体ショーや家族キャンプの楽しみ。秋には錦秋の紅葉と山菜採り。冬は名物のワカサギ釣りと「本州一の寒さ」を利用した巨大な氷のオブジェのライトアップの見学と「スガフェスタ」の イベント。

錦秋湖(西和賀町)

 北上川の治水用として和賀川の流れをせき止め、昭和39年に造られた人造ダム湖が「錦秋湖(湯田ダム)」です。美しい自然と、水位の変化で様々な表情をみせる湖は、四季を通して訪れる人々を楽しませます。
 錦色に燃える秋の紅葉を映す湖面はとりわけ見事で、「錦秋湖」の愛称で呼ばれるようになりました。毎年5月の錦秋湖マラソンで知られる「錦秋湖湖水まつり」は新緑を満喫できる絶好のイベント。上流の浅瀬は鮎釣りの釣り人達でもにぎわいます。

湯田ダム(西和賀町)

 和賀中部開拓建設事業計画により、用水路工事等が実施され、その一環として完成したのが重力式アーチダム「湯田ダム」です。
 和賀川沿いの広大な扇状地帯は、もともと水源に恵まれず未開発でしたが、ダムの完成により貯留された豊富な水が農地に供給されるようになりました。 また、ダムの水を利用して発電も行われています。
 ダム湖は秋の紅葉の美しさから「錦秋湖」と呼ばれ、周辺ではさまざまなイベントも行われます。

田瀬ダム(花巻市)

 北上川改修工事の一環として計画された田瀬ダムは、洪水調節を目的として、併せて発電とかんがいを行う多目的ダムです。
 昭和16年の着工後、戦争の影響を受け工事は一時中断しましたが、昭和29年10月、直轄ダム事業で初めての、本格的な重力式ダムとして完成しました。
 猿ヶ石川をせき止めてできた田瀬湖周辺は自然がいっぱいで、観光客や家族連れで大にぎわい。湖は淡水魚の豊富さから太公望のメッカともなっています。

煙山ダム(矢巾町)

 昭和28年から昭和53年にかけての国営雫石川沿岸農業水利事業の一環として、防災を目的に造られた煙山ダム。
 動植物の宝庫といわれる南昌山(標高848m)を背景に、ダム湖とその周辺は自然散策に最適です。近くには、室内温水プール、入浴温泉施設、マレットゴルフ場、自然散策路などもあり子供から大人まで楽しめます。

石淵ダム(奥州市)

 栗駒国定公園・焼石連峰のふもとにあるわが国最初のロックフィルダム。昭和21
年に着工、北上川治水改修計画の5大ダムのなかで最初に運用を開始、以来県内有数の穀倉地帯である胆沢平野の水がめになっています。
 また、胆沢第一発電所、胆沢第二発電所において水力発電を行い、地域発展のために大きく貢献しています。ダム周辺は焼石岳登山の起点となっており、雄大な自然はキャンプや散策に最適。冬はスキーも楽しめます。