エコミュージアムの目的

 エコミュージアムとは、「地域の環境を大切にし、それを丸ごと博物館のように活用しよう。そして保護しましょう」ということ。
 北上川中流域エコミュージアム推進会議は、地域環境の保全、文化財遺産の保護、地域活性化を目的にする団体で、北上川中流域の歴史、文化、自然環境等を生きた博物館『エコミュージアム』ととらえ、北上川中流域の昔ながらの自然環境や歴史、文化等、私たちを取り巻く水と大気と大地を丸ごと一体のものとみなし、生きた博物館『エコミュージアム』とみなすもので、平成11年4月に設立、12年3月にNPO法人格を取得した。
 会員は約70人、17団体。

多様な活動を通じて

 具体的な活動は、主に「文化・芸術・スポーツの振興を図る活動」「環境を保全する活動」「子どもの健全育成を図る活動」の三つの分野。

(1)文化、芸術、スポーツの振興を図る活動

・地域活性化フォーラムの開催
・写真展の開催
・カヌーゴムボート川下り大会の開催
・月例サイクリングの会開催
・北上川中流域の自然、歴史、文化の調査並びにデーターベースの作成と発信。
・エコマップの作成と配布

(2)環境の保全を図る活動

・海岸清援隊への参加
・河川敷の清掃
・河川敷の美化
・もくずかにの放流
・水質調査

(3)子どもの健全育成を図る活動

・水辺の動植物の観察会の開催
・野鳥観察会の開催
・パソコン、押し花作り等各種学習会の開催
・北上川わいわい縁日の開催

 平成15年には「秋の自然観察会(8月)」「サケの自然産卵見学会(10月)」「水質調査(11月)」「ロマンみず街道活性化フォーラム(11月)」などが開催されている。

サイクリングロード・ウォーキングロードの周辺整備

さらに充実した活動を目指して

 理事長の安部皓三さんは、「財政的に会の会費収入のみでは各種活動の開催は困難です。今年も、河川財団、振興局からの助成金が受けることが出来れば、北上川カヌーゴムボート川下りの開催が可能になります。そのためにも様々な助成金の応募も行います。今後は、北上川中流域の河川周辺マップ作成、水辺プラザ、わいわい縁日、地域活性化フォーラム開催、機関紙の発行などを行いたいと思っております。」と言う。