本名 佐々木喜善
生没年 1886-1933
職業 民話研究家
出身地 遠野市
記念館 佐々木喜善記念館(伝承館)

解説

民話研究家。東京遊学(哲学館・早稲田、いずれも中退)時代、柳田国男を知り、柳田は彼の語る遠野地方の伝説を記録し『遠野物語』として出版した。これが日本民俗学の原点となった。大正9(1920)年の『奥州ザシキワラシの話』をはじめ、『江刺郡昔話』、和賀・岩手・紫波・胆沢郡の昔話を集録し発表。また昭和元(1926)年には『東奥異聞』を、翌年には『老媼夜譚』を刊行した。昭和6(1931)年刊の『聴耳草子』は昔話の集大成となり、日本のグリムと称賛を得た。