いわての住まい いわての生活文化


        
■曲り家(まがりや)
 旧盛岡藩領、特に盛岡市周辺や遠野盆地を中心に多く見られる、母屋と馬屋が一体となったL字型の住宅。
一般的に東側が台所で、南側に馬屋が突出する。馬屋の屋根には破風があり(入母屋)、かまどや炉でたく煙をはそこから排出され、このため馬の背や屋根裏の乾し草を乾かすことができる。南部曲り家は、(1)寄せ棟が多い、(2)平入り(長方の家屋の長径の側に入口がある)である、(3)棟(屋根)は母屋より馬屋が一段と低い、(4)曲がりの部分は母屋より小さく、馬屋になっている、などの特徴がある。
曲り家イメージ


      
 ■県内の代表的な南部曲り家
  [千葉家]
県内の南部曲り家「千葉家」
【所在地】 遠野市綾織
 遠野市街地の西、国道396号線沿いの高台にある、今から200年ほど前に建てられた曲り家です。かつては、作男の15人を含め25人の家族と馬20頭が同じ屋根の下に生活していたこともあるといいます。現在は、家人が生活している住居部分を除き一般公開されています。馬屋部分では、民具資料などを見ることもでき、遠野の暮らしをゆっくり感じることができる場所です。

  [佐々木家]
県内の南部曲り家「佐々木家」
【所在地】 盛岡市(県立博物館)
 岩泉町から移築された国指定重要文化財。県北部の曲り家として平面・構造とも古い形式をもち、かつ旧状をとどめています。



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