いわての住まい いわての生活文化


        
■直家(すごや)
  民家の中で、一般的な長方形の住宅を呼ぶ。県内の民家は、曲り家を除いて広間型・寄せ棟の直屋が多く、県南部の旧仙台藩領と二戸・九戸地方はほとんどが直屋である。大型の直屋は母屋に馬屋を含んでいるが、直屋の大部分は付属建物として馬屋・物置小屋・木小屋・便所・風呂場・土蔵・板倉・味噌倉などを設けている。屋根の形は県北部の寄せ棟・煙り出しをつけた寄せ棟・くれ付き寄せ棟に対し、県南部では寄せ棟・片寄せ棟片入母屋・にぐら破風寄せ棟などが多い。
直家イメージ
      
 ■県内の代表的な直家
  [朴舘家住宅]
県内の直家「朴舘家住宅」
【所在地】 一戸町小鳥谷
 江戸時代末期の大型民家で、県内では最大規模のもの。上手に上・中・下の3座敷を奥から表にかけて並べ、次に広い常居(じょうい)を前面に配し、その奥に納戸と数個の小寝室を介在させた、藩政時代末期の二戸地方の特徴的な間取りの形式をもっています。

  [藤野家]
県内の直家「藤野家」
【所在地】 盛岡市(県立博物館)
 もとは江刺市(現 奥州市江刺区)伊手にあったものを移築した国指定の重要文化財。仙台藩領に広く分布する直屋形式の家屋で、この地方としては比較的小規模。
 18世紀後半に建てられたものと思われます。


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