特徴

 哀調溺々たる中に落ちつきと気品を備えた陰旋の美しい唄で、九州の「刈干切唄」・宮城の「お立ち酒」・静岡の「子守唄」などによく似る。人里離れた奥山路を二晩も三晩も野宿を続けながら、ゆうゆうと旅する牛方達のよって歌われた「牛方節」(米、塩、鉱石などを運搬した)と北上山地の準平原に放牧された牛を守りながら歌う「牛追い唄」、秋になると子牛を連れて放牧地から盛岡のせり場まで追っていく途中歌われた「牛追い唄」とがある。(武田忠一郎の解説による)

歌詞