特徴

 西和賀町沢内は藩政時代、盛岡藩の隠し田の地であった。飢饉の際に、庄屋の娘・よねを藩に差し出し、年貢米減免の身代わりとした。その悲しみを唄った盆踊り唄。もとは太鼓と手拍子だけで唄われる素朴な唄だったが、昭和の初めに三味線の伴奏つきでレコード発売されたことから全国に広がった。原曲は県北地方の「ナニャドヤラ」といわれ、低音から唄い始めるものと、中音、高音からのものという三つの様式があり、甚句の形式としても完璧な曲である。

歌詞