主な生産地

盛岡市・花巻市

概要

 「藍染め」とは特色が染料にあることを示しています。すなわち、アイという植物(タテ科の一年草)の葉に含まれる天然色素のみを用いて、青色に染めるものを藍染めと呼んでいます。藍染めは、日本でも古来から行われていましたが、江戸時代後期、木綿の普及とともに全国津々浦々まで普及した染め方《木灰汁の中で発酵させて染める方法》を代々継承している伝統の技術です。

歴史・沿革

 明治初期の日本の藍染めが最も発展期にあったころ、初代藤三郎が一関、八戸、花巻の染物屋で修業を重ね、明治42年4月、稗貫郡石鳥谷町(現 花巻市)の現店舗地に「藍染萬染物」の看板を揚げた。その後、染物はほとんど化学染料にとって替えられる中、最も藍染めが苦しい時代、昭和40〜50年代も細々とながら続けて来た。昭和61年、盛岡手づくり村開設に当り工場を移転、伝統的技法をそのまま承け継いで現在に至る。

使用方法

お使いになって、色移りする事がありますが、付着した青色は水洗いする事で落ちます。 長期間お使いになって色が薄くなります。また、全体の色がくすんでくる事があります。60度前後の湯に30〜60分間浸しておくと青味はよりさえ、白場は真白になります。

主な商品

  • マロンバッグ:5,500円+税
  • 羅布麻のマフラ:15,000円+税
  • ネクタイ:15,000円+税
  • テーブルセンター:4,500円+税~

受賞暦

昭和31年第1回岩手染織工芸展示会特選・昭和61年第15回特産品コンクール銅賞・昭和63年第17回特産品コンクール金賞・平成2年第20回特産品コンクール銅賞・平成4年第22回特産品コンクール金賞・平成5年岩手県卓越技能者章受章・平成6年岩手日日文化賞・平成27年現代の名工受章・平成28年岩手県青年卓越技能者章受章

製造工程

布・糸ののり抜き精錬とデザイン型紙づくり→柄加工→染料づくり(藍建て)→ 染色 →仕上げ→細工縫製→製品

問合せ先

有限会社染屋たきうら

〒028-3101

岩手県花巻市石鳥谷町好地17-14-1

TEL0198-45-3230