認定年度

平成13年

認定の種類

伝統料理

主な地域

盛岡市

料理の紹介

 昔から有名な「津志田の芋の子」のねばりをいかした伝統的な料理。 人参ごぼうなどの具を里いもで包んで椀種にする汁物

材料

(4人分)里いも…150g、人参…1/2本、ごぼう…1/3本、さつまあげ(又は油揚げ)…50g、ひじき…40g、なめこ…30g、片栗粉…120g、かつおだし汁…4カップ、みりん…大さじ4、しょう油…大さじ2、塩…少々

作り方

1.ひじきを水にもどしたもの、人参、ごぼう、さつまあげの千切りを軟らかく煮てしょう油、みりんで味付けし、水分を切りながら冷ます。

2.里いもを丸ごと煮てむきいもにする。それを手でつぶし塩味を付けて片栗粉をつなぎにして「だんご」の皮をつくるようにのばす。手につくので片栗粉をつけるが、つけすぎないように注意する。

3.2でつくった皮の中に1を中身がはみ出さないくらいにいれ、大福をつくるようにし、だんごをつくる。

4.かつおだし汁をあたため、塩としょう油で味付けをし3のだんごをいれて、最後になめこを入れて出来上がり。

料理のポイント

1.里芋は熱いうちにつぶし、だんごの皮に、のばすときの片栗粉の付けすぎの注意。具が皮から出ないようにくるむ。

2.昔から里いもだんごの中に入れる具によって、精進料理(大豆や豆腐類)やお正月・お祝い料理(エビや魚類)として食べている。(昔は食べ物(米)がない時など、ありあわせのものを入れて食べた物である。)

3.都南地域(特に津志田近辺)の肥えた土でじっくり成長するため、ねばりのある芋になる。そのねばりをいかした料理でもある。

田村禮子さんの「里いもだんご汁」

連絡先 盛岡市羽場13地割167番地

電話 019-638-5456

説明 出前実演可。2週間前までに要予約。