ブナ科
■カシワ
勝源院の逆ガシワ(紫波町)
【勝源院の逆ガシワ(紫波町)】

 山地や海岸沿いの砂丘、火山麓などに生育する落葉広葉樹。樹高15〜20メートル、胸高直径は0.6〜1メートルになる。樹皮は黒褐色のコルク質で、不規則に深く割れる。葉は枝先に集まってつく傾向があり、倒卵型で大きく、長さ0〜30センチになる。花は6月ごろ開き、雄花序は長さ10〜15センチで垂れ下がり、雌花は新枝の上部の葉腋に1個つく。かつては薪炭材として、現在では建築材、家具材などに利用される。また、葉は「かしわ餅」に用いられる。
天然記念物指定の「カシワ」
市町村 区分 名称 所在地 指 定
年月日
樹齢
紫波町 勝源院の逆ガシワ 日詰字朝日田23 勝源院境内 昭4.12.17   
紫波町 カシワ 上松本字五反田10 昭54.11.19   


■クリ
しだれ栗(九戸村) カズグリ自生地(花巻市)
【しだれ栗(九戸村)】

【カズグリ自生地(花巻市)】

 山地に生育する落葉広葉樹。樹高25メートル、胸高直径2.8メートルに達する大木もある。樹皮は黒灰色で、老木ではやや深く縦に割れる。葉は長楕円状披針形で、20対前後の側脈があり、その先端は芒(ぼう)状の鋭い鋸歯に続く。6月、長さ10〜25センチの線状の花序を出し、大部分が雄花序で、基部に1〜2個の雌花序をつける。果実は長さ1センチほどの刺を持つイガ(総苞に該当する)に包まれ、1〜3個がまとまっている。丘陵地から山地の二次林の構成樹種で、薪炭材やシイタケのほだ木、建築材、枕木などに利用されている。また、果実は食用されるが、輸入されている栗はシナグリで、種類が異なる。
天然記念物指定の「クリ」
市町村 区分 名称 所在地 指 定
年月日
樹齢
滝沢村 山神神社のクリ 鵜飼字姥屋敷30-1-3 昭54.4.18   
花巻市 カズグリ自生地 東和町上小山田字清水沢 稲荷神社 昭2.4.8   
遠野市 シダレグリ 青笹町住吉 国有林20林班 昭61.7.28   
軽米町 市野々の大クリ 大字小軽米17-89-6 平5.12.27   
九戸村 しだれ栗 大字江刺家2-135-2 昭45.8.29   


■コナラ
コナラ(一関市)
【コナラ(一関市)】

 山野に最もふつうにみられる落葉広葉樹。樹高28メートル、胸高直径1.8メートルに達する大木がある。樹皮は灰白色で、縦に不規則な割れ目がある。葉は長楕円形で、先がとがり、縁には鋸歯がある。日本における丘陵地から山地の二次林を代表する樹種で、伐採に対して容易に再生することから、かつては薪炭材や水田の緑肥として使用された。現在ではシイタケのほだ木などに利用されている。

天然記念物指定の「コナラ」
市町村 区分 名称 所在地 指 定
年月日
樹齢
北上市 黒沢尻の大楢 本通り2-367-1 昭58.4.15 約250年
一関市 コナラ 萩荘字長倉70 平3.10.1   
遠野市 コナラ 松崎町光興寺13-187-68 昭58.5.1   

天然記念物指定の「イヌブナ」
市町村 区分 名称 所在地 指 定
年月日
樹齢
葛巻町 イヌブナ 田部字ツクシ山1 平4.7.1   

天然記念物指定の「シラカシ」
市町村 区分 名称 所在地 指 定
年月日
樹齢
紫波町 シラカシ 片寄字中平15 昭50.3.25   
一関市 シラカシ 東山町松川字大久保 昭55.4.24   

天然記念物指定の「ナラガシワ」
北笹間のナラカシワ(花巻市)
【北笹間のナラカシワ(花巻市)】

市町村 区分 名称 所在地 指 定
年月日
樹齢
紫波町 ナラカシワ 東長岡字天王14 昭50.3.25   
花巻市 北笹間のナラカシワ 北笠間10-1 昭47.10.27   
遠野市 ナラガシワ 松崎町白岩8-35 昭48.12.25   

天然記念物指定の「ブナ」
市町村 区分 名称 所在地 指 定
年月日
樹齢
奥州市 ブナ 胆沢区若柳字芦の随31-2 平元.12.26   
宮古市 ブナの巨木 田老字鈴子沢31-52 平10.10.28   

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