県指定・無形民俗文化財
分類 鹿踊
名称 青笹獅子踊り(あおざさししおどり)
指定年月日 昭和49年2月15日
保持団体 青笹獅子踊保存会
所在地 遠野市青笹町糠前

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柱がかり(はしらがかり)

概要

 紫波・上閉伊以北の県中部地方に伝わる、幕を持って踊る幕踊系鹿踊の代表的なものである。伝承では、慶長元(1596)年ごろ、遠野郷領主阿曽沼氏時代に山城国松尾(現在の京都市)から伝来したシシ踊りに、郷民の間で親しまれた豊年踊りと神楽の山神舞とを加えて創作したというが、その詳しい由来は諸説あって明らかではない。踊組は世話人・囃子方・踊手からなる。囃子方は太鼓(2〜3人)笛(2〜3人)の太夫で、バチ打ちという太鼓の一人がリーダー。踊手には、種フクベ・子踊り・中太鼓・刀かけ・シシの役があり総勢30人以上になる。演目は、「入端」「庭ぼめ」「小切」「引端」。「入端」の後に「大切り庭ぼめ」を入れ、「館ほめ」を歌う。また、「小切」の前に「柱がかり」「めじしかくし」などの間狂言ふうの演目を行う。盂蘭盆の供養として、また、六角石(六角牛=ろっこうし)神社の例祭(9月23日あるいは秋分の日)で奉納。その他、各種芸能大会、あるいは依頼に応じて随時公演を行う。

主な公演場所

六角石神社例祭(9月)、遠野まつり(9月)