更新日:2019年03月27日


主な生産地
一戸町
概要
材料の「すず竹」は二戸地方の山野に自生し、一般的な竹に比べて、細く弾力に富んでいます。その特性を生かして、古くから生活用具として多くのものに加工されてきました。鳥越竹細工の中心は籠類で、材料を丁寧に整えて編むこむため、仕上げがきれいなのが特色で、特に内側と外側の両方に表皮の出る「合わせ編み」の技術は高い評価を得ています。これらの技術は古くから親から子へと生活の一部として、代々受け継がれてきたものです。
歴史・沿革
鳥越竹細工の歴史は非常に古く、慈覚大師と結びつく言い伝えがあるので、平安時代の初期に遡るとされています。江戸時代の文献資料によると籠(かご)や笊(ざる)が作られていたとの記録があります。戦前まで農家の副業として栄えた竹細工は、戦後、化学製品の普及により、一転して徐々にすたれる傾向にありました。しかし、近年は伝統的な生活用具として価値が再び見直され始めています。
主な商品
・手提げ
・弁当籠
・笊(ざる)
・つぼけ、おぼけ
製造工程
材料採取→かわむき→割り→肉とり→ 乾燥→編組→製品
問合せ先
一戸町産業部産業課産業政策係
〒028-5391
岩手県一戸町高善寺字大川鉢24−9
TEL0195-33-2111