更新日:2019年01月22日

認定年度
平成12年
認定の種類
伝統料理
主な地域
遠野市
料理の紹介
寒中に一晩で凍らせ、風通しの良いところにつるして乾燥させたもち。
材料
(126個分)もち米…5.25kg、白砂糖…1kg、塩…20g、水…4.6リットル
作り方
1.もち米を約12時間水に浸してから、ざるにあげて30分間水気を切る。
2.もち米を蒸し器で2時間蒸す。蒸したもち米を杵でつき、米粒がなくなってきたら、砂糖、塩を全部入れ、更に分量の水を少しずつ加える。水を全部入れたら更に5分搗く。
3.予めビニールを敷いたもち箱に2のもちを一気に入れる。(厚さ4〜5cmくらいになるようにする)
4.4〜5日すると表面が少し固くなるので、ビニールごと取り出しもちを裏返しにする。更に1日置き、全体をむらなく固まらせて厚さ1cmに均等に切る。
5.切ったもちを寒きの厳しい時に外に広げ、一晩で凍らせる。もちを紙に包み、その上からわらで編み、日の当らない風通しのよい所につるし乾燥させる。(50〜60日)
6.干しもちは、鉄板で焼いて食べる。
料理のポイント
1.もち米を十分蒸し、杵で搗く。自然の寒気で凍らせる。
2.加える水の量が多めであること。
3.もち箱にもちを入れる際、一気に入れる。(空気が入るとひび割れの原因となるため)
4.ビニールを敷くことで裏返しが簡単にできる。また、両面がきれいに仕上がる。
5.切ったもちは、ひびが入らないよう1個ずつ紙に包んで乾燥させる。

藤田和子さんの「干しもち」
連絡先 遠野市附馬牛町上附馬牛9-46
電話 0198-64-2503