認定年度

平成11年

認定の種類

伝統料理

主な地域

遠野市

料理の紹介

 「餝飯」は藩政時代に遠野地域の庶民が食べた独特の郷土料理。当時の記録資料は少ないが身近かに採れる食材を使い知恵と工夫により食生活を楽しんだ。ここに紹介する「餝飯」は現代に再現したもので、季節の産物をご飯の上に盛り、暮坪かぶなどの薬味を加え、清汁を注いで食べる。

材料

(1人分)ご飯200g、大根20g、人参20g、青葉(ミツバ、セリ等)10g、油揚げ(湯葉)10g、陳皮(干しミカンの皮) ひとつまみ、干し椎茸10g、のり・糸がき 少々暮坪かぶ 大さじ1、昆布 適宜、クルミ 小さじ1/2、A調味液 だし汁2リットルに対しみりん180cc、薄口醤油180cc

作り方

1.ご飯は、少し固めに炊く。大根・人参は千切りにし、湯通しして塩を利かせただし汁に漬ける。

2.青葉は、葉物より軸物を茹で、5分切りにする。

3.湯通しした油揚げにA調味液をかぶる程度入れ煮詰めたものを、細切りにする。クルミは軽く煎っておく。

4.干したミカンの皮は細切りにする。干し椎茸は、A調味液に砂糖を少々加えた液で甘辛く煮た物を細切りにする。

5.昆布を水だしにして塩、酒、醤油少々で味を取った清汁を作る。

6.ご飯の上に上記の具と、刻みのり、糸がきを盛りつける。

7.好みでおろした暮坪かぶや薬味を加え、椀の縁から温めた清汁を注いで食べる。

料理のポイント

1.素材は旬のものを厳選する。

2.口当り、見栄えを考えた切り方をする。

3.素材1つ1つの味が、混ぜたときにバランスが取れるよう味付けする。

4.清汁は、素材の味が生きる味付けとする。

池田實さんの「餝飯」(かざりめし)

店の名前 ファミリーレストラン「風車」

場所 遠野市綾織町新里8-2-1 道の駅「遠野風の丘」

電話 0198-62-0222

FAX 0198-62-0205

HPアドレス http://www.thr.mlit.go.jp/road/koutsu/roadstation/iwate/iw17.html

営業日/営業時間 4月1日〜10月15日 11:00〜19:00
10月16日〜3月31日 11:00〜17:30

定休日 毎月第4木曜日

説明 餝飯1,500円 15名様以上で事前に予約をお願いします。