認定年度
平成8年
認定の種類
伝統料理
主な地域
九戸村
料理の紹介
夏に小麦が収穫されると粉をひいてうどんを作って食べた。お盆には必ず作る。8月7日には新小麦粉で作り、7回食べて7回水あびをするとされていた。さっぱりした味で、夏バテ時期でも食欲のでる食べ物です。
材料
(5人分)
【うどん】小麦粉3カップ、水1カップ弱、塩 大さじ1.5、米粉適量
【めんつゆ】だし汁2カップ、しょうゆ大さじ3、みりん大さじ3
作り方
【うどん】
1.小麦粉に塩分を静かに加え、十分にこね、ぬれ布巾をかけてねかせておく。
(1時間以上ねかせる)
2.小麦粉を麺棒で薄くのばし、仕上げの打ち粉は米粉をふってからたたんで細く(5ミリ〜8ミリ幅)に切る。
3.きったら切り口に米粉がつくようにほぐす。
4.たっぷりの湯でゆでます。湯が沸騰したらうどんをほぐして入れ、再び沸騰したら、さし水をし、もう一度沸騰したらざるですくい上げ水でよく洗い、ざるにあげ水をきる。
5.冬は暖かいたれで煮込みうどんなど、夏は冷たいたれをつけて食べます。
【めんつゆ】
めんつゆを作ります。なべに分量のみりんを入れて煮切り、しょうゆを加えて一煮立ちしたら、だし汁に加えます。
※だし汁は沸騰した湯にかつお節(水の量の4%、水200gに対し、8g)を入れて、30分程弱火で煮だし、こします。
料理のポイント
・生地は2〜3時間はねかせること。
・小麦粉にスキムミルクを入れるとおいしい。
・小麦粉に塩水を加える時、均等に混ぜることが大事。
・食べる時に少々の天ぷらを添えるとうどんの味がひき立っておいしく食べられる。
・のし方は麺棒にのし生地を巻き、押して、なで、引くを繰りかえす。このリズムが大切。