更新日:2019年01月29日

読み仮名 | たこのうらかいづか |
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指定種別 | 国指定 |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | 1934年 1月 22日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 大船渡市赤崎町字蛸ノ浦 |
所有者 | 大船渡市 外 |
保持団体 | |
管理団体 | 大船渡市 |
ホームページ | 大船渡市(貝塚) |
概要
大船渡湾東岸に面した丘陵上と斜面に分布する縄文時代中期の大貝塚である。
古くから調査が行われてきており、昭和32年(1957)には早稲田大学が発掘調査を実施している。
貝層は環状になっているが、東と西南に面している一部分が切れている。
貝層の深さは2mにおよぶ箇所もあり、厚い。
カキ層、アサリ層、魚骨層など単一の種類で構成する層もある。
貝類はアサリを主体としてマガキ・ウチムラサキ・スガイ・レイシなど、魚類はマダイ・スズキ・マアジ・トビエイ・マグロ類、哺乳類では、イヌ・シカ・イノシシ・クジラ・イルカ・オオカミ・テンなどの骨が出土している。
石製品は打製石斧・石錘・石匕・石ベら・石鏃等で、骨角牙器では釣針・骨匕・骨製垂飾具など多数出土し、屈葬人骨および住居跡なども発見されている。
縄文時代中期の代表的な貝塚で貴重である。