読み仮名 | くにみさんはいじあと |
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指定種別 | 国指定 |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | 2004年 9月 30日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 北上市稲瀬町内門岡 |
所有者 | 北上市 他 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
>国見山廃寺跡は昭和11年(1936)の道路改修工事の際に軒丸瓦片が発見されたことと、周辺から布目瓦片、円面硯片、平安時代の土器片などが発見されていたことから、古代寺院跡の存在が想定されていた。
北上市教育委員会は昭和38年(1963)から5ヶ年にわたり発掘調査を実施し、その結果、古代の大規模な山岳寺院跡であることを確認した。
その後、平成16年(2004)まで20数次にわたる調査を実施し、塔や七間堂をはじめとする礎石建物跡や掘立柱建物跡など多くの遺構を発見した。
また、出土した土器は古代末期の平泉諸寺院よりも古く、国見山廃寺跡が12世紀より前に建立された山岳寺院跡であることも判明した。
これまでの調査により、国見山廃寺跡は国内における最北の山岳寺院跡であり、一帯が古代から近世・現代まで継続して宗教活動の拠点であったことが明らかになった。