読み仮名 | さんがんじまおおみずなぎどりおよびひめくろうみつばめはんしょくち |
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指定種別 | 国指定 |
種別 | 天然記念物・動物 |
指定年月日 | 1935年 12月 24日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 釜石市箱崎町 |
所有者 | 釜石市 |
保持団体 | |
管理団体 | 釜石市 |
ホームページ | 釜石市(三貫島) |
概要
三貫島は、釜石港の北東約11km、御箱崎南端のオイデ崎の東南1kmのところにある無人島である。
オオミズナギドリは、ミズナギドリ科最大の海鳥で、背部は灰色、体の下面は純白、頭部は褐色の斑点があり、翼長30cm程である。
早朝未明に島を飛び立ち、太洋で小魚等をもとめ、夕方日没頃に巣に戻る。
島に来るのは2〜3月頃で、巣穴は径20〜30cm、長さ1〜5mもある横穴である。
6〜7月頃に巣穴の奥で産卵し、ヒナを育て初冬の頃に一斉に島を去っていく。
ヒメクロウミツバメは三貫島の南端の岩場に営巣している。
巣穴は径10cm内外、時にはオオミズナギドリの巣穴を利用するという。
島には5月頃飛来し、産卵する。
10月には南に去っていく。
島は、タブノキを主とした原生林的な趣きがあり、これらの海鳥のほかにクロコシジロウミツバメやウミウも繁殖している。