更新日:2019年01月29日

読み仮名 | いぬわしはんしょくち |
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指定種別 | 国指定 |
種別 | 天然記念物・動物 |
指定年月日 | 1976年 12月 22日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 岩泉町安家・岩泉・大川・釜津田 |
所有者 | 岩手県 外 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
イヌワシは、黒褐色の大型のワシで、高山山岳地帯に生息するものが多く、主として人や獣類の近づきにくい岩壁で営巣し、2卵を産み、そのうち1羽のみが巣立つことが多いといわれる。
岩手県では、2月下旬から営巣をはじめ、2月下旬から3月にかけて産卵し、4月には羽化して雛鳥となり6月頃に巣立つ。
育雛時のヒナの餌としては、巣の直下の動物の骨の調査から、ノウサギ・キジ・ヤマドリの外にカモシカの幼獣などが知られている。
育雛時に親鳥が餌を求める行動範囲は、岩泉地区では2km前後であった。
育雛が終わったイヌワシの親鳥は、行動圏は著しく広くなり、その範囲はきわめにくい。
イヌワシは、数がきわめて少なく、学術的に貴重な鳥であり、繁殖地の現状保存は特に必要である。
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