更新日:2025年08月15日

読み仮名 | しだれかつら |
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指定種別 | 国指定 |
種別 | 天然記念物・植物 |
指定年月日 | 大正13年12月9日 |
数量 | |
所在地 | 盛岡市肴町・盛岡市門・盛岡市大ヶ生 |
所有者 | 瀧源寺・個人 |
管理団体 | 盛岡市他 |
概要
シダレカツラは、すべての枝が枝垂性で、下の枝が地面まで達する美しい樹姿で、カツラの変種として珍稀である。
指定されている3株の原木は、約300年前、花巻市大迫町内川目の山中で発見され、岳の妙泉寺(早池峰神社の隣にその跡が残っている)境内に移植された。
その後、盛岡市大ヶ生瀧源寺の住職慶守禅師が、そのヒコバエを瀧源寺境内に移植した。
約200年後の天保初期(1830〜35)には樹高30m余の巨木になったので、天保6年(1835)、瀧源寺では寺の補修材を兼ねて伐ってしまった。
現存するシダレカツラはそのヒコバエが成長したもので、瀧源寺以外の2株は、さらにそのヒコバエを移植したものである。