読み仮名 いわいずみわっくつおよびこうもり
指定種別 国指定
種別 天然記念物・地質鉱物
指定年月日 1938年 12月 14日
指定詳細
数量
所在地 岩泉町大字岩泉
所有者 個人 外
保持団体
管理団体 岩泉町
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概要

岩泉湧窟(龍泉洞)は、宇霊羅山(625m)の東霊羅にある鍾乳洞で、洞内からは大量の清冽な水が湧き、川となっている。
洞内は全て調査されてはおらず未確認である。
この付近の地質調査は、鍾乳洞を包む厚い地層が中生代の石灰岩層をはさんで、その両側に粘板岩、砂岩、チャートからなる中世層が北西走行で帯状に配列している。
洞内は、このような地質によってできた支洞分窟があり、変化に富む鍾乳洞、石筍が発達している。
また洞内にはコウモリ類やその他の小動物がおり、コウモリ類は、鍾乳洞とともに天然記念物に指定されている。
コウモリが棲息しているのは、コウモリ穴という支洞で、ここには、耳の長いウサギコウモリ、鼻が複雑な構造をもつキクガシラコウモリ、やや小型で腹面がうすく褐色のコキクガシラコウモリなど、学術的に貴重なコウモリが棲んでいる。

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