更新日:2025年01月31日
![[103KB]](/uploads/contents/archive_0000000863_00/角岩岩脈2引き_web用.jpg)
読み仮名 | たてがさきかくがんがんみゃく |
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指定種別 | 国指定 |
種別 | 天然記念物・地質鉱物 |
指定年月日 | 1939年 9月 7日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 大船渡市末崎町字西館 |
所有者 | 国 |
保持団体 | |
管理団体 | 大船渡市 |
ホームページ |
概要
館ヶ崎の角岩岩脈は、大船渡市末崎半島の西側の西館地区から南にのびる小さな半島の先端にある。
この岩脈付近の地質は、砂岩と頁岩の美しい互層を示す海食崖の中に、角岩の岩脈が斜めに入り込んでいるものである。
角岩の石質が硬いため、岩脈は周囲の岩層から幾分突出しているが下底部は海浜の礫層中に埋没していて見られない。
突出部分の大きさは、傾斜延長9m50cm、最大走向延長95cm、厚さ約40cm、約60度の急傾斜をして白亜紀層の砂岩と頁岩の互層中に入り込んでいる。
火成岩の岩脈はよく見られるが、角岩が岩脈になっている例は、わが国でも少ない。
この岩脈は、角岩であること、周囲の地層から突出して全体の様子を知ることが出来る点などで、学術上価値が高いものである。