読み仮名 さきやまのしおふきあな
指定種別 国指定
種別 天然記念物・地質鉱物
指定年月日 1939年 9月 7日
指定詳細
数量
所在地 宮古市崎鍬ヶ崎
所有者 個人
保持団体
管理団体 宮古市
ホームページ 宮古市(潮吹穴)

概要

崎山の潮吹穴は、日出島地区のやや北寄りで、斜面になって海に落ち込む岩盤の下方にある。
この付近の地質は、中世代白亜紀の礫岩が発達し、一部砂岩層をはさんでいる。
この礫岩の中に、波打際から陸地に向け、一本のはっきりした節理が発達している。
この節理面に沿って海食作用が進み、特に海水面付近では、下の部分が深くえぐられて海食洞ができ、節理面の一部が上下から拡大し、ついに貫通して穴を生じたものである。
潮吹穴は、汀から10mほどのところにあり、海面上の高さは5mである。
穴は上面では長さ2m50cm、最大幅65cmの紡錘形をしているが、下の方は次第に狭くなり三角形になっている。
噴出する海水の高さは、波の高低によってかなり差があるが、波の高い時には30m以上にも達し壮観である。
潮吹穴は外でも見られるが、崎山の潮吹穴は潮吹の規模が壮大で、代表格である。