読み仮名 かっこんだのおおいわや
指定種別 国指定
種別 天然記念物・地質鉱物
指定年月日 1943年 2月 19日
指定詳細
数量
所在地 雫石町西山字東葛根田
所有者
保持団体
管理団体
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概要

葛根田の大岩屋は、岩手山の南西麓、雫石川の支流、葛根田川の中流部の左岸にある。
一般には玄武洞と呼ばれているが、しかし、ここをつくっている岩石は玄武岩ではなく、含かんらん石両輝石安山岩である。
この岩石は見事な柱状節理が絶壁をなして渓流にのぞみ、河水の浸食により、下底部が洞窟となっている。
絶壁は高さ70m、巾160mあり、洞窟は高さ約10m、間口約40m、奥行約10mになっている。
安山岩・玄武岩・流紋岩などの火山岩には、しばしばこのような柱状節理の発達が見られる。
この葛根田の大岩屋の柱状節理は、特に大規模とはいえないが、清冽な川のそばにそそり立つ景観は見事である。