更新日:2019年01月29日

読み仮名 | きゅうきくちけじゅうたく |
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指定種別 | 国指定・重要文化財 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 1976年 2月 3日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 遠野市土淵町 |
所有者 | 遠野市 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
桁行21.2m、梁間8.6m。
南面突出部桁行8.7m、梁間7.7m。
寄棟造、茅葺。
建築年代については明確な資料はないが、建物の形式が閉鎖的な構えであり、材料の仕上げ、工法も古く、18世紀中頃を下らないと推定される。
盛岡藩特有の曲家形式で、標準的な規模を持ち、主屋は南面し、馬屋部分は東面している。
建物の「おく座敷」「ながし」の隅には、下屋柱上に火打梁を架け、上屋隅柱を省略する等の工法が施され、火打梁使用の古い例として注目される。
この建物は、当初直家として建てられたが、建立後間もない頃、下手に「うまや」部分を接続したもので、曲家の発生過程をうかがうことのできる貴重な遺構である。
昭和52年に遠野市が寄贈を受け、小友町から同市土淵町の伝承園地内に移築されている。