更新日:2019年01月29日

読み仮名 | はくさんじんじゃのうぶたい |
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指定種別 | 国指定・重要文化財 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 2003年 5月 30日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 平泉町平泉 |
所有者 | 白山神社 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
白山神社は中尊寺鎮守のひとつで、境内の北方にある。
白山神社の神事能は、中尊寺一山の僧侶が伝習して行われた。
現存する白山神社能舞台は、嘉永2(1849)年の消失後、同6(1853)年に竣工したものである。
舞台及び楽屋は東西に長い入母屋造、茅葺で、西半を舞台、東半を楽屋とする。
この北面につく橋掛りは両下造、鉄板葺の建物で、北東に延び、社殿側にある鏡の間に接続する。
鏡の間は、西面は入母屋造、東面は寄棟造の茅葺である。
白山神社能舞台は、正統的かつ本格的な規模と形式の舞台をはじめ、橋掛、鏡の間、楽屋からなり、完備した構成の近世能舞台遺構としては東日本で唯一と言え、高い価値がある。
また、古刹中尊寺において連綿と続く芸能の場としても、貴重な遺構である。