読み仮名 | かたな めい がっさん |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1975年 3月 4日 |
指定詳細 | |
数量 | 1口 |
所在地 | 北上市和賀町岩崎 |
所有者 | |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
應永三年八月日長さ83.1cm。
反り3.6cm。
鎬造、庵棟、元幅は広く、腰に強い踏張りがあり、腰反りが強い。
先は小切先。
地は小のたれた月山肌、刃は小乱れ刃揃い、小沸厚くつき、刃縁はほつれ、金筋交じる。
切先の刃は、掃掛けて焼詰めがかかる。
茎は生ぶ。
表に「月山」、表に「應永三年八月日」の銘を刻む。
(字体は細い。
)先は刃上がり栗尻、鑢目は勝手下がり。
月山は、出羽国(山形県)の月山の東麓に住した刀工団で、由来は古く、代々「月山」と銘をきる。
この派の年紀銘は、室町中期からの作に見る。
この刀の應永3年(1396)紀は、同作中でもっとも古い。
比較的健全な状態で保存され、月山派の特色と應永期の時代性をよく示した作である。