読み仮名 | たち めい おうしゅうなんぶもりおかじゅうしんどうみなもとのよしまさ |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1976年 3月 23日 |
指定詳細 | |
数量 | 1口 |
所在地 | 盛岡市内丸 |
所有者 | 桜山神社 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
丙元文元年八月日謹造之辰。
長さ99.1cm。
反り4.2cm。
鎬造、庵棟、総体に身幅広く、重ねが厚く、反りの高い豪刀である。
切先はつまった猪首状。
鍛えは肌目よくつみ、板目流れの柾、刃は広直刃に小乱れに交じり、小足入る。
切先の刃は大丸。
茎は生ぶで長い。
目釘孔は1個である。
表裏に上記の銘を刻む。
元文元年(1736)の作。
義正は、新藤家の3代目にあたる。
この太刀は、1m近い大太刀で、地味な出来ながら、地刃健全、姿もよい。
太刀拵は、柄が錦包み糸巻の太刀で、鞘は黒漆塗、総金具は山金に鍍銀を施す。
木瓜形の大鐔をかける。
足金物の一部並びに渡巻の糸巻きを欠失する。
錦包は紅錦、その上に巻く糸巻は、萌黄色で、当初は相当に華麗なものであったろうと想像される。
淡路丸大明神(現・桜山神社)の建立を祝して家老級の人から奉納されたものであろう。